中学生の「あたし」の幼なじみ、母伊浩美(おもいひろみ)は、思い込みのはげしい少年だった。熱中すると見さかいがなくなり、空想と現実の区別もつかなくなるのだ。そんな浩美が最近、鉄道模型に夢中になった。作り上げた模型の世界に入り込むという夢をかなえるため、アニメーション映画も作るという。時を忘れて熱中する浩美は、ある日ついに学校を休んだ。心配した「あたし」は浩美を探しに行くが、彼は模型の前から姿を消し、あとには未完の映画フィルムだけが残されていた...。
1979年、マンガ少年にて掲載。
1979年